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三流にくいついてはいけないと思うのではありますが・・ [ニュース]

なんだよ 電力いくらでもあるじゃないか
【話題】
2011年4月16日 掲載
東電5200万kWまで上積み
「打ち出の小槌」じゃないが、発表のたびに、東京電力の最大供給電力の数値が上積みされている。
 15日、東電は7月末の電力供給見通しを5200万キロワットへ上方修正した。これは“大朗報”だ。「やればできるじゃないか」である。
 福島原発事故からこれまで、東電の発表などによると、供給能力は3100万キロワット(3月12日)、3750万キロワット(23日)、3800万キロワット(29日)、3900万キロワット(4月4日)、3950万キロワット(6日)と、順調に上昇してきた。15日のピーク時の供給量は4000万キロワットだった。
 そして今回、大震災で被災した火力発電所の復旧や定期検査で止まっていた設備の再稼働に加え、千葉県内のガスタービン機器の新設、夜間にくみ上げた水で日中に発電する揚水発電の活用が可能になったことなどにより、5200万キロワットの確保が現実になったと公表したのである。
「東電の想定する夏の最大電力需要は5500万キロワット。この調子だと、大企業などが節電すれば、一般家庭は計画停電なしで夏を乗り切れそうです」(経済ジャーナリスト・山本伸氏)
 もともと国際エネルギー機関(IEA)は、「日本は、原子力発電不足分を補う石油火力発電の余剰がある」との見解を示していた。そのニュースは、ロイター電で世界に報じられていた。福島原発抜きでも、やれないことはないのだ。東電としては、「原発不要論」が実証されるのは嫌だろうが、ここは国民生活第一で考えるしかない。

http://gendai.net/articles/view/kenko/130004
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そもそもこの新聞。自分自身の記事に一貫性などもあるわけでなく、要するに売れれば何でも書くのでしょうから、あまり取り上げても仕方ないと思うのですが、それでもこのアホ記事は悪影響があるのでやめて欲しいと思ってしまい取り上げました。

例えば工場の自家発電を一時的にピーク時集中稼働をさせたりすれば、結構な電力が作れることも事実でしょう。古い火力発電所を頑張って使ってどうにかするのもお説の通り「やれば出来る」でしょう。
でも今国民に発するべきメッセージは「国家全体として、どのように倹約してお金をやりくりし、最も効率の良い投資を行うことで国民生活を長期間成り立たせて行く設計を行うか考えよう」と言うことであるはず。
実は日本人が沢山の石油を使えば、原油価格は当然上がって行く。それを見越した余剰資金がさらにそれを加速させて日本人は損をする。こういう当たり前の図式を考えれば、日常生活では最大限に省エネをして国民は耐乏し、必要な資金を産業に投資する。その結果として国家の負債を返済し、帰ってきた資金をそこで初めて国民は「余剰資金」として消費(浪費ではない)する。このようなストーリーでなくてはならないはずで、それをわかりやすく国民に説明する手段として、節電はとても良いツールであるはず。

実際、日本は明るすぎる。欧米ほど暗くするともしかしたら日本人の黒い光彩では、本当に暗すぎるのかもしれないが、照明は3分の1か4分の1ほどで良いはずだ。石油なんかの輸入にお金を使って、貿易赤字を拡大するなど愚の骨頂。

電力に余裕が出来そうで良かったね。でも節電をしないと国家がつぶれるよ、と、ゲンダイにはわかりやすく書いて欲しい。
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silva

9inchさん、ご訪問、ナイス、ありがとうございます。
by silva (2011-05-05 05:42) 

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